代表ブログ
2015.03.05

観光立国① インバウンドMS・東京五輪

98890.JPG
少し前?かなり前ですかね?

2013年9月に大きな話題となった東京五輪を招致するプレゼンテーションの場で【滝川クリステルさん】が口にした「お・も・て・な・し」は、瞬く間に日本中で流行語となったのは皆さん記憶にあるとか思います。

当時、年間ベースでの訪日外国人観光客が、過去最多の1000万人を超えた事が話題でしたね♪
(※東南アジアからの来日客が大幅に増えた結果が出てましたよね。) 

以来、「日本のおもてなしで観光立国を目指せ」という動きが、にわかに盛り上がる中 2014年度の訪日外国人は1300万人を超え、前年比で300万人弱増加し過去最高を記録と言ってましたね。。

旅行大手のJTBがまとめた2015年の旅行動向見通しでは、今年は1500万人になる見込みだそうです。

今後、日本政府はこの数を【2020年に2000万人】【2030年に3000万人】にまで引き上げる計画を立てており、更に観光業の発展に期待する声は高まっている状況です。

とはいえ、米国やフランスのような世界の観光大国の集客とは、まだ数倍の開きがある。さらにいえば、日本の観光業収入は香港やマカオと比べても3分の1程度の金額でしかない。

その額が日本の輸出額全体に占める割合はわずか1.8%であり、これはOECD(経済協力開発機構)に加盟する34カ国中最下位ってのが事実で、正直まだ観光立国への道はまだまだ遠いのが現実です。

訪日外国人数の目標設定などは、日本の組織が好きな数字合わせでしかないと感じのは僕だけでしょうか?

一体何のために観光客に日本に来てもらうのか。

その土地「各地方」への経済効果という原点を見失っているのではないでしょうか?

今後、観光立国として予測されるインバウンドの成長マーケットには様々プラス要因があると思います

・2020年東京オリンピック開催
・2023北陸新幹線の開通
・東南アジア一部の国でビザの免除や規制緩和
・円安効果による全体的な来日客増加
・世界文化遺産に登録された富士山

先日だって、文化財の保存・修理で国内最大手の小西美術工藝社の社長、デービッド・アトキンソンさんの講演での内容を記述させて頂きます。

【観光立国の条件】  ・景色・気候・食・文化   

【その為には】・Contents ・Logistics ・Marketing

結論は観光地としてのキラーコンテンツは神社仏閣などの文化財がメインであり、

その周辺への経済効果が設計して無い為に、魅力を高める為の再投資が出来る様な仕組みが出来ていない事が問題って事です。

具体的には東京から出雲大社を訪ねても、数万円の交通費がかかるばかりで、地元に落ちるおカネはせいぜい数千円単位。これでは交通機関が儲かっているだけという事が問題って事です。

表層的な訪日数ではなく、データからのリアルな数値が必要って事です。明確なグランドデザインを示す事が地方創生への第一歩となるのではないでしょうか?

我が愛する地元 湖北を唯一無二の魅力ある「まちづくり」を参画者の皆様に期待しております。

※写真は【カニカニ会 2015】の一部で敬愛する大先輩に感謝です。

京岩ダイニング http://kyoiwadining.co.jp/

代表取締役社長 佐野 圭太