世の中には、どんなに願っても、今はもう触れる事ができないもの、そして見る事ができないものが沢山ある。
事実として昔から日本で受け継がれてきた事をすべて守り、残す事はできない。
もしそんな事が可能だとしても、全ての伝統を守り、残そうとすれば社会の発展が止まってしまうでしょう。
そんな中、10年程前にホテルを経営している淡路島の大先輩に、サービス業をしているのなら是非と声を掛けて頂きお供した「お茶屋さん」が初の経験。
今回は仲間たちとの一献を交えるために・・・・
昨今の世はすべてのモノやサービス、情報が需要と供給のバランスによって価値が判断され取引される。
時には、文化すらも同じ法則の上に並べられ、価値がないから必要がないと言われてしまう世のなか。
約300年の伝統を守れる一助があるとすれば、現在を生きる我々現代人が、残すべき価値のあるものを選び、選択することでしょうね。
「お茶屋さん」は、紹介制、一見さんお断り、支払いはつけ、長いお付き合い、浮気厳禁(ほうきのかみ)などとルールがあり敷居が高いからこそ、伝統として続くと個人的に考えます。
先人が常にその時代の感覚を加え、より良いものを生み出すためのトライ&エラーを繰り返すことで、私たちにつなぎ届けてくれた大切な伝統。
我々の選択が、後世につなげる一助になれば大変 光栄かと・・・・
追記
お茶屋さんでは、お客さんの好みの料理やお酒から、お茶屋を出た後のお店の紹介や、接待先へのお土産、帰りのタクシーの手配等々, すべてを行うので一見さんでは対応出来ないと勝手な見解。(笑)
次回も楽しみにしてまー