経営における格言であります。会社の規模と経営者の器、卵が先か鶏が先かって感じ?。
現実的には、経営者の器で組織が大きくなるというより、経営者の器を超えて
(まず)組織が大きくなることの方が多いかもしれません。
では経営者の器って?
これをもう少し科学的に検証するとすれば、「心の発達度合」といえるかもしれません。
器の大きな人間とは、それだけ「心が成熟している」訳です。( ※ 諸先輩方を通じで感じた事です。)
反面、器が小さいとは、「心の発達が未熟」ということであり、些細なこと、小さなことに執着し、
大所高所でものを見ることが出来ない状態といえます。( ※ これもあるあるだと思います。)
欲求段階説では、
人間の行動を統制する欲求には、五段階のレベルがあると言われてます。
「生存の欲求」から、「安全の欲求」、「親和の欲求」、「自己顕示(自我)の欲求」と続き、「自己実現の欲求」となります。
( ※ 私自身はまだまだ中位に支配されています。)
部下から嫌われたくないから、厳しく接することが出来ない管理者も、同じく低位の欲求に支配されています。
よって、経営者や管理者は、自らの「心の在り様」を把握し、よりレベルの高いところに引き上げていくべく
自己を革新する必要があります。
「会社は経営者の器以上に大きくなることはない」
必ずしも、会社を大きくすることが正解ではありませんが、
経営者、管理者の器を広げることは、よりよい会社創りには欠かせないテーマです。
時に厳しい現実を受け入れなければいけないかもしれません。
そうした時、必ずその現実を受け入れることを拒む自分(私)も姿を現します。
そうした誘惑に負けず、真実の自分と向き合うことができれば、自己を革新できる可能性は高まるといえるのではないでしょうか?。
私自身へのストロークにしたいと思います。
※写真は近江牛重弁当 柊家・はなれにて販売中