先日、大先輩との移動の車中で「無一物中無尽蔵」と云う言葉を初めて知りました。恥ずかしながら、私は全く意味がわからず事細かく質問し丁寧に説明して頂きました。
具体的には、無一物とは何も存在しないという事なのですが、何ものにも執着しない境地に達する事が出来ると、大いなる世界(発想)が開けるとの事でした。まちづくりの先駆者が経験してきた自らの物語であり、本の知識や誰かに聞いたわけでもなく、自らの心と体で経験した貴重な実話でした。
久しぶりに高ぶる感情は心地良さと同時にまだまだ自身の未熟さを痛感する始末。しかし、自分の生き方の芯とか信念を作る為には、人生の大先輩である方々から学ぶ事が非常に多いと気づく。成功した話しであれ、失敗した話しであれ、それに耳を傾ける事は必ず自分の栄養になると実感した。
なぜなら、先輩諸兄にはそれぞれ人生があり、自分がこれまでの人生で学んできた事の何倍、何十倍の経験と学びを持っているからだ。
この世界はすべて縁によって成り立っていて、この世にあるすべてのものは、最初から存在しているのではなく、様々な縁によって作られているって事が理解できた素晴らしい日となりました。