さて今回は、「バイアス①」http://club-maison.com/blog/index.php のダニング=クルーガー効果の反響があったので簡単な質問をしてみたいと思います。
では早速 質問:体重が気になる編
ダイエット中のあなたは、できるだけ野菜を食べるように心がけています。
しかし、たまに肉が恋しくなり、今日はヘルシーな肉団子を作ることにしました。
スーパーマーケットで2種類のひき肉を売っています。
ラベルには次のような表示されています。
ひき肉 A・・・・・脂身 25%
ひき肉 B・・・・・赤身 75%
どちら買いたくなるでしょうか?
① Aを買いたい
② Bを買いたい
正解 ② Bを買いたい(※情報フレーミング)
どちらのひき肉も、赤身と脂身の比率は75:25ですから同じ商品です。
ところが脂肪成分を避けたい気持ちが、多くの人は② Bの「赤身75%」を選びます。
同じ状況であっても、わずかに表現を変えるだけで、ずいぶんと印象が変わりますね。
続けて、 質問:損得勘定 編
2つの選択肢があります。どちらを選ぶ人が多いでしょうか?
① 100万円もらえる
② 50%の確率で200万もらえる
①それとも②でしょうか?? 決まりましたか?
では、
次の場合は、どちらを選ぶ人が多いでしょうか?
③ 100万円損する
④ 50%の確率で200万損する
③それとも④でしょうか??
正解 ① 100万円もらえる
④ 50%の確率で200万損する(※プロスペクト理論)
各選択肢は平均をとれば100万円の金額の動きですから、どちらを選んでも実績的には同じです。
ところが脳はそんな冷静な判断をしません。
感情に流されます。
質問のケースでは、得をするときは堅実に①が、損するときは「少しでも損しない可能性があるのならば」と④が選びます。
一般的に、利益よりも損失に目が行くと言うことです。
上記の3つの質問からも分かるように、全ての正解と同じ答えのあなた ! いわいる認知バイアスと呼ばれる脳に癖があると言う事実ですね。(これが一般的に普通な状態)
落ち込む必要も、恥ずかしがる必要もありません。
それが我々の脳の仕様なのですから、癖を理解して考察・行動できると景色が大きく変わりますよ。
再 追記
認知バイアスに関して、人は無意識に自分の考えに肯定的な意見を積極的に探し、否定的な意見を避けると言うものが正常な状態です。 なので、客観的な判断をして謙虚な気持ちを持つことが重要と言えます。